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第3回 GFRG研究会公開シンポジウム開催案内

第3回GFRG研究会シンポジウム

GFRG研究会
Glycoform-focused reverse genomics (GFRG)とは、様々な生命現象における糖鎖の網羅的な定性かつ定量的な発現動態情報に基づき、グライコームを起点にプロテオーム、ゲノム解析へと遡るアプローチです。たとえば、疾患等の発症プロセスにおいて発現動態のユニークな糖鎖を新しいマーカー分子( tag )とみなし、この糖鎖を付加する複合糖質のみにフォーカスした合理的なプロテオミクス、ゲノミクスに展開することができます。従来とは逆方向のアプローチをとることによって、タンパク質や遺伝子の全く新規な分類や微量成分の解析を可能にすると同時に、トランスクリプトームやプロテオーム解析が抱える定量性、再現性、網羅性の問題を改善することが期待できます。 GFRG研究会は、定量的グライコミクスための方法論の標準化・規格化および、GFRGの概念の有効性を様々な生体試料を用いて評価することを目的に2006年9月に発足されました。

これまで、第1回(2007年)、第2回(2008年)シンポジウムを東京で開催してきましたが、本年は爽やかな夏の札幌で第3回シンポジウムを開催します。

GFRG研究会事務局

■ 日時:
2009/8/25 (火) 13:00〜17:05

■ 内容:

・プログラム

13:00-13:10
会長挨拶 西村紳一郎(北海道大学大学院 先端生命科学研究院)

13:10-13:25
来賓挨拶 伏見 譲(埼玉大学 総合研究機構)
来賓挨拶 宮田 満(株式会社日経BP)

13:25-14:10
基調講演 中村 祐輔(東京大学 医科学研究所)
ゲノム情報を利用したがん新規治療薬開発へ

14:10-14:50
招待講演 水島 洋(東京医科歯科大学 情報医科学センター)
網羅的臨床情報とオミックス情報を統合した、
統合臨床オミックスデータベース(iCOD)の構築と、システム病態学への展望

14:50-15:40
COFFEE BREAK & ポスターセッション

15:40-16:00
講演 中原 拓(Ezose Sciences, Inc.)
Ezose Sciences Inc. の提供するオーダーメイド医療のためのグライコミクスサービス

16:00-16:20
講演 岩崎 倫政(北海道大学大学院 医学研究科)
糖鎖生物学的アプローチによる運動器疾患の病態解明

16:20-17:00
招待講演 山下 克子(東京工業大学 イノベーション研究推進体)
糖鎖を標的とした腫瘍マーカーの開発

17:00-17:05
閉会挨拶 副会長 前田 孝(財団法人篷庵社)

17:30-19:00
懇親会

(敬称略)

・ポスターセッション

討論主題:複合糖質の構造、機能解析や臨床研究等に関わる基礎および応用研究

・テクニカルセミナー
会員限定のテクニカルセミナー、施設見学会(11:00-12:00)。

・懇親会

シンポジウム終了後に懇親会が行われました。

■ 会費:
GFRG研究会会員 無料
非会員(一般):6000円、非会員(学生):1000円

■ 会場
北海道大学
創薬基盤技術研究棟 1階 産学コミュニティホール