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第1回 GFRG研究会公開シンポジウム開催案内

 GFRG研究会は、糖鎖の機能を解明し、新しい有効な診断技術や治療法に展開していくために、定量的グライコミクスための方法論の標準化を図るとともに、発現動態のユニークな糖鎖を新しいマーカー分子(tag)とみなしてグライコミクス→プロテオミクス→ゲノミクスへと異なる”-omics”情報を時間軸を遡って横断的に取得する戦略(Glycoform-focused reverse genomics)の有効性を評価することを目的に、2006年秋に発足しました。糖鎖の定量的な発現動態解析は従来高度な分析技術や研究者のスキルが要求され、遺伝子やタンパク質に匹敵する処理速度で解析を行うことは不可能でしたが、近年の著しい技術革新により大規模グライコミクスを展開する環境が徐々に整いつつあります。

 第1回シンポジウムでは、本研究会の顧問をお引き受け頂いておりますワシントン大学・箱守仙一郎教授に「糖鎖構造の多様性と機能の複雑性:回顧と将来の展望」のご演題で基調講演を、また慶應義塾大学医学部の青木大輔教授に「婦人科がんにおける腫瘍マーカーの現況」のご演題で招待講演を頂きます。引き続き本研究会において開発・評価を進めている大規模定量グライコミクスを実現するための方法論に関するテクニカルセミナーを行います。
世代や専門領域を超えた活発な議論を行うために、沢山の方々のご参加をお待ちしております。

 本シンポジウムはGFRG研究会の賛助会員の住友ベークライト鰍フご厚意により、住友ベークライト竃{社会議室で、参加費無料で行います。但し、会場の大きさに制限がありますので、事前申し込みの先着受付とさせて頂きます。参加をご希望される方は10月22日までに下記までお申し込み下さい。また、シンポジウム終了後に懇親会を行います。懇親会は有料(\3,000)となりますが、是非ご参加のほどよろしくお願いいたします。

■ 日時:
2007/10/30 (火) 14:00〜17:00

■ プログラム:
1.開会挨拶
会長・西村 紳一郎 (北海道大学大学院 先端生命科学研究院 教授)
2.来賓ご挨拶
3.基調講演
「糖鎖構造の多様性と機能の複雑性:回顧と将来の展望」
箱守 仙一郎 (ワシントン大学 名誉教授)
4.招待講演
「婦人科がんにおける腫瘍マーカーの現況」
青木 大輔 (慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 教授)
5.テクニカルセミナー
「Glycoblotting法の技術紹介と本法による疾患マーカー探索の現状」
三浦 嘉晃 (北海道大学大学院 先端生命科学研究院 特任准教授)
「GFRGによる複合糖質マーカー探索の戦略」
篠原 康郎 (北海道大学大学院 先端生命科学研究院 特任教授)
「グライコミクスのためのバイオインフォマティクス」
中原 拓 (北海道大学大学院 先端生命科学研究院 特任助教)
6.今後の研究会の運営について
7.閉会挨拶
副会長・前田 孝 (塩野義製薬株式会社 相談役)

■ ポスター

■ 会場へのアクセス
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目5番8号 天王洲パークサイドビル
住友ベークライト竃{社20階会議室
TEL:03-5462-4830(S-Bio開発部)
東京モノレール「天王洲アイル駅」下車徒歩5分、またはりんかい線「天王洲アイル駅」B出口徒歩1分。